
鹿による農作物被害額は全国で60億円を超え、増加傾向に。
ニホンオオカミが絶滅したことにより、天敵がいなくなったことや、強い繁殖力でその数は増え続けています。
被害は農作物だけではありません。
ヒノキなどの樹皮や新芽を食べつくし、自然環境のバランス観点でも問題視されています。

自然界にとってのバランスを保つため、罠や狩猟による捕獲が進められていますが、ハンターの減少など、課題が山積しています。

動物は決して「ゴミ」を生み出しません。全てのものは自然の中で循環します。人間が作り出すものだけが「ゴミ」となります。
毎年数十万頭の鹿が捕獲され、そのほとんどが「ゴミ」として廃棄されています。
鹿はゴミでしょうか。

自然のバランスとは何か。
鹿の命を一方的に奪う行為は「共存」なのか。
その答えはまだ出ていません。
「いただいた命」をゴミにしないためにも、私たちは今何をすべきかを、これからも考え続けます。
UnKnown CIRCUS